パタゴニア

Patagonia

アルゼンチンとチリにまたがる南米の南端

アルゼンチンの南緯およそ40度以南に広がるパタゴニア地方は、アンデス山脈を境にアルゼンチン側とチリ側に分かれ、その面積は日本の約3倍にもなります。約30か所あるパタゴニア地方の国立公園の中でも、「ロス・グラシアーレス国立公園」のペリト・モレノ氷河は観光のハイライトと言えるでしょう。 対岸やクルーズ船から見る巨大氷河の滑落シーンには感動すること間違いなしです。さらに南下して、南極圏から約1,250kmのフエゴ島に位置する世界最南端の町「ウシュアイア」へ。ここには「世界の果て博物館」や「元監獄」などといった見どころの他、郊外の国立公園でハイキングを楽しむことができたり、ビーグル水道のクルーズ発着地にもなっています。大西洋と太平洋をつなぐビーグル水道には大小様々なクルーズ船が運行しており、小さな島や岩礁を巡ってオタリア(アシカの一種)やマゼランペンギンなどが観察できます。独特な気候と地形が生み出す神秘的な風景や珍しい動植物に出会える場所が、ここパタゴニア地方には数多く存在しています。