パリ満喫旅行8日間

この体験談を書いたお客様
T様ご夫妻
漠然と「ヨーロッパ旅行」というあいまいな旅のイメージでJSTさんを訪ね、私たちの希望・条件などを汲んでいただき、パリ6泊8日、うち1日はベルギー(ブルージュ日帰り)の計画に決定。4月に行ってきました。
パリ・シャルルドゴール空港に早朝に到着。手配していただいた送迎車でホテルへ。ホテルでチェックイン後、支度を整えて早速パリの街へ。ホテルはオペラ座近くだったので、まずはギャラリー・ラファイエットへ。買い物前にゴージャスなステンドグラスのドーム天井を見上げると「さすがパリ!」。クラシカルな百貨店ですが、建物内も歴史と美しさを感じます。また屋上に行くとオペラが目の前。エッフェル塔などをも望み、周囲が一望出来て、「ああパリに来たんだなあ」と実感しました。


その後、予約していたオランジュリー美術館に歩いて行き鑑賞。今回の旅行では、他にルーブル美術館・オルセー美術館にも行きましたが、とにかくパリの美術館の質の高さと量の多さには圧倒されました。どこの美術館の作品も、日本に持っていったら1作品だけでも目玉になって大注目の展覧会になりそうな名作が目白押し。最初は見るたびに「うわー!」って感じでしたが、次から次ににそんな作品を見ていくと感覚が麻痺してきて、当たり前に超名作を見ている・・・。そんな質の高さと量の多さには、ただただ圧倒されるばかりでした。
また美術館では座って模写している人たちもいて、ここら辺は日本では見られない光景でした。美術館が鑑賞の場だけではなく、次の世代を「育てる場」という認識が共有されている、そんな懐の広さを感じました。そういえば小学生ぐらいの社会見学の一団もいて、こんな小さなころから名作に生で触れる事が出来るのは羨ましい環境だと感じました。


また、美術館で日本に比べて「すごいな!」と思ったのは音声ガイドです。日本のものは展示作品のいくつか(せいぜい20~30点ぐらい)を音声で説明するぐらいですが、パリのものは違います。特にルーブル美術館は何と任天堂製のもので、ゲーム機のような機器を上下に開くと2画面になっていて、迷路のような館内の案内のため今いる位置情報が表示されると同時に、その部屋の展示物・作品などの説明ボタンが表示されるという優れものです。最後に帰る時には、現在地から出口までの迷路のような道順も案内してくれます。もちろん個々の説明内容も充実していて、一体どれだけのデータが入っているんだ、という感じでした。


6日間の滞在中の1日は、ベルギー・ブルージュの日帰り観光でした。パリ北駅からユーロスタ―でブリュッセル南まで1時間半ほど。列車を乗り換えてブルージュまで1時間ほど。乗り換えはどのホームかな?と探していたら、案内所があって聞くと「12番線」との案内。乗り換えもすんなり出来てブルージュに到着しました。
ブルージュは中世の面影が色濃く残る町で、あちらこちらを散策。中心地をちょっと外れると靴の修理屋さんなど昔ながらのお店があったり、また周囲の水辺に沿って散策すると日本とは違ったヨーロッパの景色があって、ゆっくり楽しむ事が出来ました。
帰りはブリュッセル南に戻り、まだ時間があったのでブリュッセル中央へ。グランプラスへ行くと、これぞヨーロッパの広場!という威容。さすが世界遺産。やっぱりチョコレートを買ってパリに戻りました。


パリは概ね6日間の滞在でしたが、滞在での1番違の印象は、お店でもどこでも、人と会ったら「ボンジュール!」」と結構大きな声で先ず声を掛け合う習慣。日本であれば、知らないお店に立ち寄っていきなり大声で「こんにちは!」は無いと思いますが、パリでは先ず「ボンジュール!」から。ここら辺のコミュニケーションは日本とかなり違う感覚でした。また、デパートなどでちょっと体が触れた時でも「パードン」と軽く気遣って声をかける感じ。さらに、お店などで扉を開けて入った時に、続いて入る人がいれば開けて待っていて、さらに続く人がいれば次の人が順送りで扉を開けてあげているというマナー。ここら辺は「へえ~」って感じでした。
YouTubeなどで情報としては聞いていたのですが、やっぱり自分がその中に入ってみると、実感としてパリの人たちの空気を感じます。


今回は腰を落ち着けての滞在でしたので、バタバタする事なくゆっくり過ごしました。のんびり街歩きなどもしてパリの街の雰囲気や歴史的な景観、また一方で今のパリの人たちの
様子や空気なども満喫する事が出来ました。
※例えば・・・
・トイレ事情
・100%無電柱化された街並み
・直線に刈り込まれた公園の樹木
・傘をささないパリの人たち
・スカートは皆無でみんなパンツ姿
・信号にとらわれない自己責任の横断
・道路と歩道の間に整備された自転車帯とそこを颯爽と走る自転車
・路地にきれいにびっしり並んだ縦列駐車
・10ユーロぐらいでもおいしいワイン
・日本食の人気
・有名観光地の長蛇の列とそれを受け入れることが出来る施設
・署名を求めてくる詐欺?
などなど・・・
ゆっくりとした滞在でしたが、それでも見尽くせることは到底できません。またまだまだ行けていない所がいっぱいあるので、改めてゆっくり滞在したいという感じです。
だけど、イタリア・スペイン・ドイツ等々の国もあるので、そちらが先かな?


やはり旅行に行くと日常にない景色を見たり・空気を感じます。特に海外となると一歩離れた場所で日本を再認識するので、よりいっそう刺激を受けますね。
改めていろいろな空気を吸ってみることは大事だと感じました。
JSTさんには今回、計画から手配までいろいろお世話になりました。
お陰様で良い旅行を満喫してくることが出来ました。
さて、今度はどこへ行こうかな・・・ JSTの皆様、今後ともよろしくお願いします