2025年から施行開始!ヨーロッパ入国に必須なETIAS(エティアス)について
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鳶田
ETIAS(エティアス)は、2025年から施行される新しい渡航認証制度です。この制度は、シェンゲン圏にビザ免除で渡航するために必要な事前認証システムです。(ビザの代わりではありません)ETIASの導入は、ヨーロッパ連合(EU)が安全保障を強化し、テロや犯罪から国民を守ることを目的としています。
ヨーロッパに観光やビジネスで入国する際には、ETIAS(エティアス)が必要になります。渡航者は事前にオンラインで情報を申請し、承認を受けることが求められます。ETIASを申請することで最大90日間の短期滞在が可能となります。この制度により、事前にオンラインで情報を申請し、審査を受けることが義務化され、ヨーロッパ入国の際の安全性と効率が向上します。エティアスの導入により、シェンゲン圏を訪れる際の入国審査が迅速化され、旅行がより便利で安全になります。
ETIASの対象国
ETIASは、シェンゲン協定加盟国への渡航を対象としています。シェンゲン協定とは、加盟国間で国境管理を緩和し、自由な移動を促進する協定です。
フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、オーストリア、スイス、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、ノルウェイ、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ポーランド、クロアチア、リトアニア、ラトビア、エストニア、ギリシャ、ポルトガル、スロベニア、マルタ、アイスランド、リヒテンシュタイン
※モナコ、バチカン市国、サンマリノ共和国、ブルガリア、キプロス、ルーマニアはシェンゲン非加盟国ですが、ETIASの対象です。
対象外国
イギリス、アイルランド
ETIAS申請の仕組み
ETIASの申請は簡単で、インターネットを利用したオンライン手続きです。申請者はパスポート情報、旅行先、滞在日数などを入力し、システムによる自動審査を受けます。多くの場合、申請後数分以内に承認され、結果はメールで通知されます。しかし、申請内容に不備がある場合や追加確認が必要な場合は、結果が数日かかることもあります。認証が承認されると、その情報はシェンゲン圏内の入国審査で確認されます。このシステムにより、旅行前の手続きが迅速かつ効率的に行えるようになります。
有効期限と利用期間
ETIASの認証は承認後3年間、またはパスポートの有効期限まで有効です。期限内であれば何度でもシェンゲン圏に渡航可能で、1回の滞在は最大90日までです。この認証は観光、ビジネス、親族訪問などの目的で使用でき、シェンゲン圏内の複数国を訪れる場合にも便利です。ただし、パスポートが新しくなった場合は再度申請が必要となるため、定期的にパスポートの有効期限を確認することが重要です。これにより、旅行計画を立てる際の柔軟性が増します。
費用
ETIAS(エティアス)の申請には、7ユーロ(現在の為替レートで約1000円)の費用が必要です。この申請費用はクレジットカードでのオンライン決済が可能です。この費用は、システムの運営やデータ管理に使用され、EUが安全な渡航環境を提供するために役立てられます。7ユーロという金額は、ETIASによってもたらされる利便性を考慮すると非常にリーズナブルです。
必要書類
有効なパスポート
シェンゲン圏への入国時に少なくとも3か月以上の有効期限が残っている必要があります。また、パスポートには少なくとも2ページの空白ページが残っている必要があります。
ETIASのセキュリティ対策
ETIASは、申請者情報をEUのデータベースと照合し、安全確認を実施しています。ETIASの審査では、申請者の氏名、生年月日、国籍、パスポート情報、犯罪歴などがチェックされます。また、ETIASのシステムは、最新のセキュリティ技術によって保護されています。これにより、テロリストや犯罪者などの不審な人物の入国を未然に防ぐことができます。
データベース照合
申請者情報は、EUのデータベースと照合され、安全確認が実施されます。
セキュリティシステム
ETIASのシステムは、最新のセキュリティ技術によって保護されています。
将来、生体認証が導入される可能性もあります。
ETIASが提供する利便性とセキュリティを最大限に活用し、素晴らしいヨーロッパ旅行をお楽しみください。
動画でも案内していますので、是非ご覧ください。