2025年12月12日 スタッフ帰国報告

ポーランド&フランス出張報告

山田

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山田 JSTラグジュアリー旅行担当

11月末日からポーランドのワルシャワとクラクフ、フランスのカンヌ(南仏)に出張してきましたの報告レポートです。

ポーランドは、日本人の観光客の訪問先にはあまり入っていない今オススメの訪問国です。簡単なポーランドという国の説明を先にしたいと思います

 国名:ポーランド共和国(Republic of Poland)
 首都:ワルシャワ(Warsaw)
 人口:約3,700万人
 公用語:ポーランド語
 通貨:ズウォティ(PLN)
 時差:日本より -8時間(夏時間は -7時間)

ポーランドは中央ヨーロッパにあり、7つの国に囲まれた内陸国です(海はバルト海に面しています)。
隣接国:ドイツ、チェコ、スロバキア、ウクライナ、ベラルーシ、リトアニア、ロシア(カリーニングラード)。
何と7ヶ国にも囲まれた国なんです。
10世紀頃に国家が成立。中世には大国として発展し、リトアニアと連合して広大な版図を持つ
18世紀末、ロシア・プロイセン・オーストリアにより3度の分割を受け国家消滅(1795)
■ 19〜20世紀
第一次世界大戦後に独立回復(1918)
第二次世界大戦ではナチスドイツの侵攻により戦場の中心にアウシュヴィッツ強制収容所など、深い悲劇が残る
戦後はソ連圏の社会主義国家に1980年代の「連帯(Solidarity)」運動で民主化へ進む
2004年 EU加盟

今回はポーランドの首都ワルシャワとクラクフに行ってきました。
クラクフ:中世の街並みが残る旧都、ポーランド随一の観光地
ワルシャワ:モダンと歴史が融合した首都
ワルシャワでは到着日に旧市街を観光。コンパクトですので1日で周れます。
他にワジェンキ公園(ポーランドには公園が多く存在しています)、ショパン美術館も音楽好きには外せません。
ワルシャワ旧市街はポーランド旅行の中でもとくに魅力が詰まったエリアです。
ワルシャワの中心にある歴史地区で、第二次世界大戦でほぼ壊滅したにもかかわらず、市民の手で「奇跡の復元」を遂げた街として有名です。
1980年にユネスコ世界遺産に登録されています。(理由:破壊された歴史都市を忠実に復元した、世界でも稀な例)


特徴・見どころとして
■ 1. 王宮(Royal Castle)
ポーランド王の居城
バロック様式の美しい建物
内部見学では絵画や豪華な謁見の間が見学できます
■ 2. 旧市街広場(Rynek Starego Miasta)
カラフルなタウンハウスが並ぶ最も写真映えするスポット
元は中世のマーケット 
テラス席が多く、観光客でにぎわう
■ 3. ワルシャワの人魚像(シレーナ)
旧市街のシンボル
ワルシャワの守護者とされる伝説の人魚
■ 4. 城壁とバルバカン(Barbakan)
中世の防衛施設
旧市街と新市街の境目にあり、散策に最適
■ 5. 聖ヨハネ大聖堂(St. John’s Archcathedral)
ポーランド王の戴冠式が行われた大聖堂
礼拝堂の内部は静かで荘厳
魅力・印象
石畳の道、色とりどりの家々が並びヨーロッパの原風景のような雰囲気です。
カフェ・レストランが多く、夜もライトアップが美しいので、治安も安定しておりどこを歩いても写真映えする風景が魅力
復元とは思えないほど自然な歴史的風合いが素晴らしい旧市街は必見です
回り方のポイント
旧市街は徒歩で1〜2時間あれば一周できるコンパクトサイズ
王宮前広場 → 旧市街広場 → バルバカン → 新市街の順で歩くのがおすすめ
ガイドツアーでは戦時中の写真を見せてもらうこともあり、とても理解が深まる。
以上ですが、ポーランドは中欧でも非常に激動の歴史をたどった国です。中世の街に
迷い込んだかのような風景は必見です。1000年も前にあった街にたたずむのは、旅情を感じずにはいられません。

ワルシャワのNOBU HOTEL

クラクフ

続いてカンヌでは世界の旅行博覧会の会議でした。

カンヌと言えば毎年5月のカンヌ国際映画祭で有名で フランス南部、プロヴァンス=アルプ=コートダジュール地方にある 世界的に有名なリゾート都市フレンチ・リビエラ(コートダジュール)の代表的な高級リゾートです。

カンヌの魅力:3つのポイントですが以下に挙げられます
① 世界的に有名な国際映画祭の街
カンヌ国際映画祭(毎年5月)開催地
世界中の映画関係者・セレブが集まる華やかな雰囲気
映画祭会場「パレ・デ・フェスティバル」が街の中心
② 洗練された高級リゾート
高級ホテル、ブランドショップ、ミシュランレストランが並ぶ
クロワゼット大通り(La Croisette)は、リビエラ屈指の美しい海岸通り
プライベートビーチクラブの多さも魅力的です
③ 海・港・旧市街のバランスが絶妙
紺碧の地中海
ヨットとクルーザーが並ぶ港
レ・スケ(Le Suquet)と呼ばれる旧市街の丘は街全体を一望できるスポット
栗色の屋根が連なる街並みはとても絵になります
「ニースより落ち着き、モナコより気取っていない」
“ラグジュアリー × リラックス”の両方が叶う街
夏は世界中の富裕層が集まり、ヨットハーバーは超豪華

主な見どころ
■ クロワゼット通り(La Croisette)
カンヌのメインストリート。
高級ホテル(カルールトン、マルチネス、マジェスティック)が並び、どこを歩いても絵になります。
■ パレ・デ・フェスティバル(映画祭会場)
赤い階段が有名
映画スターのハンドプリントもある
■ 旧市街・ル・スケ(Le Suquet)
中世の雰囲気
展望台からの街並みと港の眺めが最高
■ カンヌ港(Vieux Port)
豪華ヨットが並ぶフォトスポット
周辺はレストランも多い
■ レランス諸島(Îles de Lérins)
カンヌ沖の美しい島
とくにサントノラ島は修道院とワインが有名

ホテル
カンヌはラグジュアリーホテルの激戦地。
ホテル マルチネス(Hyatt):カンヌを代表する高級ホテル
カルールトン カンヌ(Regent / IHG):2023リニューアル、最高峰のゴージャスさ
バリエール ル マジェスティック:映画祭の常連ホテル
JWマリオット カンヌ:海沿いで人気

食・レストラン
ミシュラン店が多数
海沿いのビーチレストラン(プライベートビーチ付き)が人気
プロヴァンス料理、シーフードが美味しい
旧市街のレストランは価格も比較的手頃

アクセス
最寄り空港は ニース・コートダジュール空港(NCE)
空港からカンヌまで車で約30〜40分
鉄道(TER)でも便利

気候
地中海性気候で、1年を通じて過ごしやすい
夏は乾燥して晴天が多く、冬も比較的温暖などなどです。

このカンヌで世界の旅行博が開催され出席しました。
現状の世界のラグジュアリー旅行は最先端、最高級の道をたどっています。
特にクルーズは、大型船から小型船(15000~30000トン)で最高のサービスと食事を提供する船が増えました。オリエント急行で有名なグループが世界最大の帆船を建造し、最高級のサービスと食事や観光も含んだ旅を提供しています。
ホテルでは、アマン、ルレ・エ・シャトー、リーディングホテルズ、スモールラグジュアリーホテル、リッツカールトン、フォーシーズンズ、ペニンシュラなど世界中のラグジュアリーホテルが集合しました。

私も3日間を通じて有意義な会話と今後のトレンドなどをチェックしました。
訪問国としては、サウジアラビアが来る予感がします。国を挙げて観光目的でのビジネスに投資をしています。
これからはオーダーメイド旅行でもさらに上を行く旅のアレンジを目指して、皆様の一生に一度の旅の
提供が出来るように心がけでいきます。ご期待ください。

山田

この記事を書いた人

山田JSTラグジュアリー旅行担当