失敗しない乗り継ぎとは?
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航空券担当
乗り継ぎの成功ポイントを伝授します!
フライトを利用する旅行で一番困るのが、乗り継ぎ便を逃すことです。大事な旅行の計画が大幅に狂ってしまうのはもちろんの事、もし仕事だったら大事なアポイントに穴をあけてしまいますし、親友の挙式に参列できなくなってしまうこともあります。
自分の力ではどうすることもできない、天候や、航空会社の機材調整などはありますが、ほんの少しの工夫で大幅にそのリスクを減らすことが可能です。
今回は3つのポイントに分けて、乗り継ぎに失敗しない方法をお伝えします!
【その1:予約時の注意!】
空港で次の便に乗り継ぐために、走らなければならなかった経験はありますか?
その原因のほとんどは、オンラインで航空券を予約することによるものです。
空港にはそれぞれ乗り継ぎに必要な、最低乗り継ぎ時間MCT(Minimum Connecting Times)が設定されています。
この最低乗り継ぎ時間がくせ者で、絶対に乗り継げないような短い時間を設定している空港が多々あります。
フランクフルト・アム・マイン国際空港は東京ドーム400個以上の広さがありますが、最低乗り継ぎ時間は国際線から国際線の乗り継ぎで1時間です。
もし日本からフランスにフランクフルト空港を経由していく場合、どちらもシェンゲン協定の加盟国なので、入国審査は最初に上陸した加盟国のドイツでおこなう事となります。
1時間で入国審査、ゲートの移動はどんなに慣れている人でも、急がざるを得ません。
では一体どうすればよいか?
予約時に乗り継ぎ時間をしっかりと確認することです。
【その2:乗り継ぎ時間をかなり長めに!】
国際線では空港の大小にもよりますが、3時間以上の乗り継ぎ時間を取ることをお勧めします。
アメリカのハブ空港(シカゴ、ロサンゼルス、アトランタ、デトロイト等)は4時間あっても長すぎることはありません。
アメリカは最初に上陸した空港で入国審査、荷物のピックアップ、荷物の預入、ゲートの移動があるので乗り継ぎ時間を多く取っても困ることはないのです。
国際線は大型機材を利用することが多いので、飛行機を降りるのにも、300名を超える人が動きますので時間がかかります。
飛行機を降りて入国審査を終えたらもう1時間が経過していたなどはよくあることです。
国際線はちょっとしたことで、1時間のディレイ(遅延)などは起こりえます。
時間に余裕があれば、到着時にゆっくりトイレ休憩をとったり、余った時間をラウンジで優雅に過ごすこともできます。
【その3:事前に確認しよう!】
乗り継ぎの空港が改修工事をしていないか、次のフライトの航空会社は何か、セキュリティゲートを通る必要があるのか、税関を通る必要があるか、別のターミナルに移動する必要があるか、ターミナルの移動は、シャトルバスか、電車か?などを航空券を購入する前に確認すべきです。
どんなに料金が安くても、ターミナル間の移動が大変だったり、煩雑だったりでは、楽しいフライトの移動も辛いものになってしまいます。
言語や体力など能力に合わせた乗り継ぎ空港と、航空会社を選ぶことが大切になります。
【その4:同じ航空会社を選ぼう!】
料金の安さにひかれ、複数の航空会社を利用する航空券を予約してしまうと、大変な目に合う事があります。
同じ航空会社を利用する場合は預けた荷物は目的地までピックアップの必要がないのに、別の航空会社の場合は、ピックアップして再度チェックインが必要になったりします。
また最初のフライトが遅延して、次の違う航空会社の便に乗り継ぎできなかった場合も、一切航空会社で保証してもらえることはありません。新たに別途で航空券を購入することになり、最終的には高くついてしまう事も。
同じ航空会社を利用するメリットは他にも、同じターミナル内での乗り継ぎだったり、万が一乗り継ぎが出来なかった場合(最低乗り継ぎ時間を満たしていれば)は、代案便を用意してくれます。
【失敗しない乗り継ぎまとめ】
海外旅行につきものの乗り継ぎですが、対策次第でリスクをかなり減らすことができます。
- 予約時から、乗り継ぎ時間を意識する
- 国際線乗り継ぎの際に必要な時間の目安は3時間以上
- 乗り継ぎ空港を事前にリサーチ
- 同じ航空会社での乗り継ぎを心掛ける
乗り継ぎをしっかりコントロールして、楽しい海外旅行をより良いものにしましょう!