美しい海を堪能するボホール島
この記事を書いた人
鳶田 【パッケージ担当】
ここでしか見られない特有の景観と動物
群島国家フィリピンで10番目に大きな島ボホール。セブ島の南部にあり、フェリーを使えばセブ島から日帰りでも行くことが出来る比較的大きい島です。
ボホールは主に2つの島からなり、自然が多く残る大きな島ボホール島と空港やリゾートホテルが立ち並ぶ小さな島パングラオ島で形成されています。今回そのボホールをじっくりと堪能してきたのでご紹介していきます。
しかし、なぜ今ボホールなのか?
直行便で行けるセブ島を飛び越えて、わざわざボホールまで行く理由を紐解いていきます。
まず、決定的なのはタグビララン空港の移転。
2018年11月28日、パングラオ島に新空港が完成し、元々あったボホール島で最大の町、タグビラランから機能移転がありました。この移転により滞在の拠点が中心地に近づき、アクセスが断然良くなりました。
それを機にマニラからのフライトもスケジュール調整があり、日本からボホールまで同日乗り継ぎが実現するなど飛行機でのアクセスが容易になりました。いずれボホールまで直行便を飛ばすという情報も出ているほどです。
そしてバランスの取れた魅力。アクセスが容易になったことでボホールを訪れる方も増えました。そんなボホールを訪れたとき、“バランス”の良さに気づくと思います。
ビーチリゾートにありがちなマリンアクティビティ一辺倒にならず、ボホール特有の景観「チョコレートヒルズ」や世界最小の霊長類「ターシャ」など、マリンスポーツ以外の魅力がたくさんあることもボホールの特徴です。
前者チョコレートヒルズは標高300mほどの小高い丘陵が無数に続く景観で、5月頃に茶色く色付いた姿がチョコレートのKISSES』に似ていることから名づけられました。広大なボホール島では全1,776ものKISSESが地平線まで並んでおり、壮大で不思議な景観を生み出しています。
後者のターシャは世界最小の霊長類で絶滅危惧種に指定されており、大きさもさることながら心も非常に繊細で、少しのストレスにより死んでしまうほど儚い動物です。
ただ、そんな繊細な彼らをじっくりと見ることが出来るのはボホールだけ。ターシャ保護施設ではターシャの生態を学ぶとともに施設への入園料がターシャ保護活動に繋がるなど、ボホールに来て訪れない理由はありません。
バランスを語る上で海の美しさも見逃してはいけないポイントです。パングラオ島のメインビーチであるアロナビーチをはじめ、ボホールのビーチは白砂で美しい景観が望めます。その理由として、ボホールはセブ島ほど人が多くないため、それはまるでポストカードや宣材写真のように美しい景観をご覧いただけます。
さらにボホールからほど近いバリカサグ島まで行けば、より美しい景観に出会えること請け合いです。その透明度は船の上からカラフルな魚や海底がはっきり見えるほど。
シュノーケリングで海中を覗けば、そこには海の楽園が広がります。大小様々な魚たちが舞い踊り、カラフルなサンゴが花を咲かせ、たまに通り過ぎるウミガメの優雅な姿に目を取られるばかり。
また、パングラオ島がボホール島の西に位置するため、多くのビーチが西または南に向いていることも利点と言えるでしょう。夕刻にはビーチから海の向こう側に沈みゆく美しい西日を観賞することができます。
アクティビティの多様性と海の美しさ。まるでセブ島とボラカイ島を足して二で割ったようなバランスがボホール最大の特徴といっても過言ではありません。
今ボホールへ行く理由はお分かりいただけただろうか?きっと訪れたものの心を掴み、また訪れたくなる場所になるでしょう。