世界一周航空券はコスパ良し!?2026年4月最新情報
この記事を書いた人
後藤 JST代表取締役社長
目次
~世界一周航空券の仕組みを超簡単に解説!~
世界一周航空券について、よくある誤解
世界一周航空券についてご相談を受ける中で、よくある誤解があります。
それは、「世界一周航空券」という一つの決まった商品があると思われている点です。
実際には、世界一周航空券には大きく2つの選択肢があり、どちらを選ぶかによって、組める旅の形が根本的に変わってきます。
世界一周航空券の基本
世界一周航空券とは、世界の複数都市を一定のルールでまとめて回るための、特別な設計型の航空券です。
「普通の往復航空券をいくつか買うのと何が違うのか」と聞かれることもありますが、決定的な違いは、最初に全体を設計する必要があるという点です。
お得さだけを見て選んでしまうと、後から「この都市が入れられない」といったケースが起こる可能性もあります。
よくあるつまずきポイント
お客様とのお話の中で最も多いのが、通常の航空券と同じ感覚で考えてしまうケースです。「行きたい都市を順番に並べればいい」と思われがちですが、実際には、世界一周航空券には種類があり、最初の選択によって、後から組める旅程の自由度が大きく変わります。
この点を知らないまま選んでしまうと、後になって「このルートが組めない」といった問題が起こることがあります。
世界一周航空券の代表的な2つの選択肢
それでは本題に入ります。
世界一周航空券の代表的な選択肢は、大きく分けて2つあります。
それが、スターアライアンスとワンワールドです。
これは、世界の航空会社による大きなアライアンス(連合体)で、世界一周航空券は、このどちらかを選ぶことになります。今回は、初めての方にも分かりやすいように、その2つの選択肢、スターアライアンスとワンワールドの違いについて、料金体系の違いも含めて、実務目線で整理してお伝えします。
スターアライアンス:距離ベースの料金体系
まず1つ目が、スターアライアンスです。
スターアライアンスの世界一周航空券は、マイル制を採用しており、総移動距離によって料金が決まる、距離ベースの航空券になります。つまり、どれだけの距離を移動するかによって、航空券の価格が決まっていく仕組みです。
スターアライアンスは、加盟航空会社が26社、1,300以上の空港をカバーしているアライアンスです。
世界一周航空券としては、最大16区間まで組むことが可能です。
基本的なルールとしては、
- 東回りでも西回りでも可能
- 一つの方向にぐるっと回る
- 太平洋と大西洋を、それぞれ1回ずつ横断する
という条件があります。
スターアライアンスの世界一周航空券の最大の特徴は、移動距離によって料金帯が分かれているという点です。
料金体系は、
- 29,000マイル
- 34,000マイル
- 39,000マイル
という、3つの距離帯に分かれています。
つまり、どこまで、どれだけ飛ぶかによって料金が決まる仕組みということになります。
| 運賃名称 | 29,000マイル以内 STAR1 | 34,000マイル以内 STAR2 | 39,000マイル以内 STAR3 |
|---|---|---|---|
| エコノミー | 358,900円 | 422,700円 | 494,600円 |
| プレミアム エコノミー | 553,800円 | 632,300円 | 734,800円 |
| ビジネス | 705,500円 | 822,000円 | 958,900円 |
| ファースト | 1,141,000円 | 1,344,000円 | 1,504,800円 |
スターアライアンスの場合、
- 29,000マイル
- エコノミークラス:358,900円
という設定になっています。
ここで気づかれる方も多いと思いますが、最大16区間乗れることを考えると、非常にお値打ちです。
例えばビジネスクラスで見ると、
- ビジネスクラス16区間で 705,500円
東京―ニューヨークをビジネスクラスで往復すると、一番お値打ちな料金体系で71万円台ですので、2区間よりも16区間の方が安くなるということが起きています。
スターアライアンスが向いている方
スターアライアンスは、
- 多くの都市を訪問したい
- マニアックな場所にも行きたい
- 16便フル活用したい上級者
に向いています。
スターアライアンスは、世界で一番大きなアライアンスで、ネットワークが最も広いという特徴があります。
そのため、
- 距離制の中で細かく都市をつなぎたい
- 最大16区間をすべて使い切りたい
といったように、区間数を多く使って組みたい方に相性が良いアライアンスです。
ワンワールド:大陸ベースの料金体系
もう1つが、ワンワールドです。
ワンワールドの最大の特徴は、訪問する大陸の数で料金が決まるという点です。
料金設定は、
- 3大陸
- 4大陸
- 5大陸
- 6大陸
という、4段階の大陸ベースとなっています。
フライト数は、3区間から最大16区間まで組むことができ、この点はスターアライアンスと同じです。
ルールとしては、
- 東回り・西回りどちらでも可能
- 1つの方向にぐるっと回る
- 太平洋と大西洋を、それぞれ1回ずつ横断する
という条件が基本になります。
| クラス | エコノミー | ビジネス | ファースト |
|---|---|---|---|
| 3大陸 | 368,500円 | 787,600円 | 1,204,000円 |
| 4大陸 | 390,100円 | 936,500円 | 1,419,000円 |
| 5大陸 | 460,700円 | 1,074,300円 | 1,644,300円 |
| 6大陸 | 533,000円 | 1,173,900円 | 1,794,200円 |
ワンワールドが向いている方
一方で、ワンワールドは、
- 大陸数で直感的に決めたい
- マイルを効率的に貯めたい
- 王道ルートで美しく一周したい
- 料金体系をシンプルに理解したい初心者
に向いています。また、ワンワールドの方が理解しやすいケースが多いという特徴があります。
また、
- 大陸数ベースで王道のルートを組みたい
- アフリカも行きたい
- 南米も行きたい
- 北米も行きたい
といった、いわゆる「ザ・世界一周」というルートを組みたい方には、ワンワールドが合いやすい傾向があります。
旅程のロジックを重視される方に向いている、という位置づけになります。
まとめ:世界一周航空券の考え方
世界一周航空券は、何度もお伝えしている通り、設計型の商品です。
重要なのはまず、
- 距離ベースで考えるのか
- 大陸ベースで考えるのか
この軸を最初に決めることです。
その上で、最新のルール表を確認しながら、具体的な予定を組んでいく。
これが、世界一周航空券の旅程の組み方になります。
動画でも案内していますので、是非ご覧ください。
世界一周航空券を3回に分けて楽しむ方法も動画で案内していますので、是非ご覧ください。