飛行機からオーロラを見る方法
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航空券担当
一生に一度は見てみたい…と言われる「オーロラ」。夜空に輝く自然の神秘的な光のカーテンを見てみたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
ただ、実際オーロラをみるとなると、北欧やカナダ、アラスカの寒空の下、じっと待機しなくてはなりません。
寒さが苦手な人にとっては、挑戦してみたいけど寒いし…というジレンマがあるはずです。(その時間を経て感動が何倍にも増すのですが…)
実は、もっとお手軽にオーロラを見る方法があるのですが、ご存じでしょうか?
それは…ズバリ【機内から見ること】!
飛行機から見られれば寒くないし、上空から光のカーテンが見られるなんてラッキーだし、まさに一石二鳥。
今回は、知っておくと得!飛行機からオーロラを見る方法についてご紹介します。
オーロラはどこで見られる?
まず、オーロラが見える場所を把握しておきましょう!
オーロラは北緯60~70度あたりの地域、「オーロラ帯」で観測することができます。
日本でも強烈な太陽嵐が生じた際に見ることができると言われていますが、現実問題その可能性は低いです。
一般的にオーロラ観測スポットと言われるスポットは下記の通りです。
【北米】
・フェアバンクス(アラスカ)
・イエローナイフ(カナダ)
・ホワイトホース(カナダ)
【ヨーロッパ】
・トロムソ(ノルウェー)
・キルナ(スウェーデン)
・イルサリット(デンマーク領 グリーンランド)
・イナリ(フィンランド)
・アイスランド
その他、ニュージーランドなどでも観測が可能です。
日本では見ることが難しいので、オーロラが見たければどうしても海外にでる必要があります。
オーロラが見える条件は?
オーロラ帯にいればいつでもオーロラが見えるわけではありません。肉眼でオーロラを見るにはいつくかの条件が必要となってきます。
フライトから見るとしてもこの条件を満たさないとオーロラを見ることはできませんので注意が必要です。
①夜が長い冬場であること
②月がでていないこと(暗闇であること)
③太陽嵐が発生したとき
この3つの条件が揃って初めてオーロラチャンスとなります。
オーロラが見える路線は?
では、いよいよ見える路線の発表です。
オーロラを見るなら押さえておきたい路線は、ここです!
季節はもちろん冬場ですよ!夏に行ったら日が沈まないのでご注意ください。
【日本発のアメリカ東海岸行きの便】 → アラスカ・カナダ上空を通過します
【ヨーロッパ発の日本行きの便】 → ロシアのシベリア上空を通過します
名古屋からであれば、ヘルシンキから名古屋へ帰る夕方便がおすすめです!
旅行を満喫してお疲れかもですが、ちょっとがんばって起きてみてください。
飛行機の座席はどちら側がよいの?
路線は押さえたとして、次は飛行機の座席がポイントとなります。
どちらの路線も「東」へと進む路線ですので、座席のおすすめは「左側」となります。
また、位置は翼の上はよく見えないので、エコノミー席なら後方がおすすめです。
機内から見るときのアドバイス
機内から見るときに気を付けたいのが、「光」です。
窓を開けていても機内の光が反射してしまうと外の景色が見えないので、怪しいですがブランケットをかぶって窓に顔を近づけてスタンバイがおすすめですよ。オーロラ前に綺麗な星空もお見逃しなく…!
フライト中のタイミングですと、機内食が終わったくらいに機内の照明が落とされます。このタイミングにオーロラチャレンジをしてみるのがおすすめです。
眠いのは重々承知しておりますが、眠さを少し我慢して窓から注視してみましょう。
CAさんへ声掛け
長時間フライトなのでずっと起きて外を見ておくのは大変です。でも、オーロラを見逃したくないですよね!
おすすめはCAさんにあらかじめ声掛けをしておくこと。オーロラが出た時に、機長さんがCAさんを通じて教えてくれるそうなので、機内食前のタイミングでこちらからアピールしておくのも手だと思います。
冬場にニューヨークやヨーロッパ旅行に行くかも…という方は、機内で一生に一度は見てみたいオーロラが見られるチャンスがありますので、この機会をぜひチャレンジしてみてくださいね。
もし見ることができたらとってもラッキーです!